リサイクルの実例 ~廃棄物の3Rとは~
大量生産、大量消費という物質文明を謳歌してきた私たちの国、日本を含めた先進諸国が
天然資源の減少や、地球環境汚染に気が付き始め、対策をとり始めています。
生産されたものを、できるだけ長期間にわたって使い続け、壊れたら修理してまた使用する。
また、廃棄するものからは、再資源化する活動も活発になってきています。
日本では、そうした取り組みを国の方針として
「循環型社会形成推進基本法」という法律で示され
その体系は、下の図のようなデザインとなっています。
循環型社会形成推進基本法のなかの廃棄物に対する考え方には
「3つのR」が大きな柱となります。
① リデュース(Reduce)廃棄物そのものの発生を抑制する
② リユース (Reuse) 廃棄物を再使用する
③ リサイクル (Recycle) 廃棄物を原料として再資源化する
また、リサイクルには次のような分類によって、ふたたび利用する方法が異なります。
・再使用・・多少の手入れにより元の用途で使用(使用済みのビール瓶を再びビール瓶として利用)
・転用・・多少の手入れにより、別の用途で使用(廃タイヤを船の防舷材として利用)
・再利用・・加工処理を施し、元の用途に使用(アルミ缶を溶解し、再度アルミ缶として使用)
・再生利用・・加工処理を施し、別の用途に使用(ペットボトルをトレイや作業着、Yシャツの原料とする)
このように、環境と資源に配慮がなされた取り組みとなっていますが
リサイクルの致命的な欠陥は、品質がリサイクルするたびに順次劣化してゆくという点です。
そのため、リサイクルには、廃棄物の回収費用と加工費がかかり
その経済性は、廃棄する処分費≧=リサイクル加工費+廃棄物の回収費となります。
廃棄処分することが一番のコスト安ならば、当然リサイクルは成立しません。
この経済の原則を無視すると、ひずみが生じリサイクルの循環はうまく回らなくなります。
リサイクルを推進するためには、コストの他に、次の条件が整っていることが重要です。
① リサイクルの原料となる廃棄物が相当量あること
② 利用する原料の分別・選別の技術があること
③ 原料を再生する技術があること
④ 市場に原料の需要があること
岐阜県池田町の株式会社池田環境保全は、産業廃棄物の収集・運搬、中間処理・リサイクル、引っ越しごみ収集・遺品整理後の廃棄物回収、一般廃棄物等のごみ処分に関する業務を行っております。
西濃にある池田町を中心に、岐阜県全域に対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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