産業廃棄物の現状
毎日出される産業廃棄物の現状は、環境省から定期的に公表されています。
少し古いですが、平成29年度の産業廃棄物の現状は、排出量が約3億9,000万トン弱と言われていて、そのうちの産業廃棄物としての処理割合は、約3億9,000トンある産業廃棄物のうちの50%近くを再生利用し、45%近くを中間処理などを行うことで減量化することができ、残りの3%が最終的に処分されているという結果が出ています。
最終処分される産業廃棄物を収容できる残余年数は、約17年と言われており、産業廃棄物の減量化はとても重要なものとなっています。
現在日本にある産業廃棄物を処理することのできる施設は、産業廃棄物を減量化させる中間処理施設は、約19,000施設、最終処分場として約1,800施設があり、日本全国の地域に点在しています。
また、産業廃棄物処理業として許可を受けている業者の件数は、約224,000件で、産業廃棄物の収集運搬を行っている件数は全体の約94%と言われており、残りの約6%は、処分業として産業廃棄物処理業者として担っています。
産業廃棄物は、私たちが快適に生きていくのに必要な製品を生み出すためには、仕方のないもののひとつとも言われていますが、再生利用できるような工夫や研究は日々行われているのです。